関東の巨大ダンジョン大谷の採石現場に潜る
ゴールデンウィークを利用して友人夫婦らと那須旅行に出かけました。
車を出してくれた友人にどうしてもとお願いして栃木県宇都宮からほど近い「大谷資料館*1」に行ってきました。
大谷資料館とは
大谷は宇都宮から数kmのあたりにある町で、この辺で取れる石は大谷石と呼ばれ旧帝国ホテルにも使われるほどのブランド石だそうです。
大谷資料館は過去掘られていた地下の採石現場を一般開放している資料館です。
右の写真で言うと(前日飲みすぎて二日酔いのオッサンの)奥に小さく写っている白い建物が資料館入り口です、手前の家っぽいのはカフェ兼お土産屋です*2。
資料館に入る前から切り崩された石山が絶景となっています。
潜入
さ、寒い!
入場券を発売している入り口に現在の場内の温度が表示されていますが、その日は7度でした(外の気温は25度以上)。
これからの暑い時期でもじっくり写真を撮りたいなら絶対に上着を持っていってください。
階段を降りると目の前に幻想的な巨大地下空間が広がります。
いやー、これはもう来てよかったよ・・・開いた口が塞がらないよ。
さらに下に降ります。
降りてきた坂を下から見上げるとこんな感じ。
大小の階段を上り下りして小型スペースや巨大スペースを見学します。
こういったスペースのどっかでエンヤがライブしたそうですがエンヤさんには割と興味ないです。
順路は合って無いような感じ。比較的広い場所が多いので三脚を立ててもそれほど邪魔にはなりません。
連休中にも関わらずあまりお客も多くなかったです。
これは地上まで掘られた穴を下から撮影しました。
穴の真下から見上げたの巻。
切られた石がライティングされているだけなのに、とにかく場内は飽きないです。
気温が低くて担いだ三脚がどんどん冷え、徐々に指先が痺れてくるほどだったのですが夢中に写真を撮りながら見学していました。
僕「ちょっともう一回戻ってあそこの写真撮ってきていい?」
奥さん「うーん(またか)、行ってきなよ」
僕「イヤッホー!」
の繰り返し。
あとは
僕「でかいね」
奥さん「すごいね」
の繰り返し。
ちなみに僕らを尻目に一緒に入った友人は寒くて早々に地上に上がってしまいましたが・・・。
確かに二日酔いの身で初夏のような気温の地上から寒い地下に潜ったら途中オエってなるほど身体に堪えました。
アート
スペースの有効利用を考えているのか、場内には数点*3のアート作品(?)がありました。
でもよく分からなかったのはコレ↓。
ライティングもあまりされていない薄暗いスペース。
奥さんが「先のほうに何かない?」と言いました。
たしかに奥にぼんやりと何かがある。石ではないようだ。
どうも人っぽい・・・
持ち帰った写真を増感して明るく現像してみたところ片膝を抱えた人でした・・・
こえーよ!!
超オススメ
いかがでしたでしょうか。僕は本当に楽しめました。
こんな貴重な経験がなんと入場料600円で可能です。安い!
宇都宮から公共のバスも結構な本数が出ているようなので車が無くても大丈夫です。
バスについては公式サイトに詳しくないアクセス方法*4が載っていますので僕のほうで修正しつつ転載しときます。
■ 電車・バスご利用の場合
JR宇都宮駅より西口バスターミナル 関東バス6番乗り場から「立岩行き」に乗車
「資料館入口」下車、徒歩7分
バスの時刻表はこちらから
あ、写真目的の方は絶対三脚を忘れないように!
ではでは。
Flickrのほうに写真をまとめましたので、もしもうちょっとデカい写真を見たい方がいたらアクセスしてみて頂ければ嬉しいです。
新江ノ島水族館
会社がクーポンをばら撒いていたので新江ノ島水族館に行ってきました。
巨大カニ
写真では伝わらないと思うのですが、普段我々の食卓に出てきたら「すっげーデカい!豪華!」と思うであろうカニが一番右にポツンといるヤツです。
いかに(カニだけど)左側にたむろする連中が巨大かお分かりいただけますでしょうか。デカすぎて怖いです。
リアルな体積でいえば子役時代のカケフくんくらいのサイズだと思います。
ちなみに脚を広げた長さは2.5m!曙を越えてます。
人に例えれば、男塾の大豪院邪鬼。馬ならラオウが乗ってた黒王号サイズですわ。
美味しい魚たち
鑑賞だけが魚じゃないぜ、というわけで美味しい「食卓の魚」が紹介されてました。
スズキ。洗いの作り方まで紹介されています。
この(写真の)洗いを造ったのは誰だぁ!(水族館の職員ですかね?)
はいはい一人おいしんぼごっこ終了。
ボードの隣の水槽にはスズキが泳いでいます。
えー、とっくりとおちょこが沈んでありますね・・・
刺身には日本酒ですから?
マダイは鯛めしの造り方が紹介されてました。
写真で使われている土鍋が水槽に配置されています。
水槽のタイが土鍋に身体をこすりつけており「お前その鍋でお仲間が美味しくなっちゃったんだよ・・・」と思うとやや気まずかったです。
船の科学館2
すでに去年の11月の話なのですがヤン富田のライブを見に日本科学未来館に行きました。
ついでに近くにある船の科学館に行きました。
船の科学館については2回目の記事なのですが、前回の日記はちょっと面白おかしく書きすぎた体があるので、今回はクールな一面も覗かせていく勢いです。
ゆりかもめ
ゆりかもめって近未来的な乗り物でワクワクしますよね。
たまに仕事で乗ると周りのお客と浮いて居心地悪いのですが。
今回は先頭車両に乗り込んで景色を堪能しました。
ビルの窓を清掃員が磨いています。
子供のころは高いところが好きだったのでこの仕事がしたかったんですよね。
いまは漏らす。
トンネルちっくなところを抜けたあと、ちょうど雲間から光が差し込みました。
ゆりかもめの先頭車両は始発の新橋で2本くらい待てば乗れるのでおすすめ。
船の科学館へ
これはトランスフォーマーの一人ではありません。テレコムセンター駅です。
ここから歩いて10分くらいです。
すでに前回の記事でご紹介済みですが船の科学館の顔 JIM のお出迎えです。
雰囲気としては彼岸島の拷問で閉じ込められてる人間という感じになっています。
ソークール
デカい機械が大好きだけど油の臭いはちょっと・・・という方に朗報。
船の科学館はデカクリーンであなたを待っています。
イケガイ、そしてヤンマーのエンジンです。
なんだかわからないがミシンとは全然パワーが違いそうだ。
すげーデカイプロペラ。
通はペラって言うんだぜ。モンキーターンでそう書いてた。
凱旋門ではありません。なんかの機械です。ガンダムの足とか。
デカすぎて何だったか忘れちゃいました。でも興奮しました。
コイツ、一番かっこいいと思いました。
説明書きとボタンがあって、ボタンを押すとですね・・・
のびた!!
いや、ドラえもんの主人公がママに怒られているのではなく、このデカブツがゆっくりと唸りを上げて伸びたのです。
これはびっくりしました。
是非みなさんにも巨大な棒状の機械から緑の内蔵物が伸びだす様を見てもらいたいと思います。
スクリュー
みなさんはスクリューの回転についてどれくらい興味がありますか?
船の科学館はビデオで教育してくれます。
回ってます。
ビデオを見てると「ミニマルテクノって好きだったなあ」とか何かすぐ別のことを考え始めてしまいます。
夜中に星を見つめると目が良くなるとかいう教えを忠実に実践できる人におすすめ。
未来
過去の資料については重厚な展示物を揃えているのですが、未来的なものに目を向けさせるとややスケールダウンします。
いかにも近未来という船「テクノスーパーライナー」の模型です。
さっきのヤンマーエンジンとかに比べると格段に大きさが小さいです。
テクノスーパーライナーをwikiで調べたら実験的に造られているもののコスト高で民間利用の目処はたっていないようです。
造られたのは2台ということなのでリニアモーターカーのさらに非現実版って感じかもしれません。
さらに「未来のテクノスーパーライナー(F船型)」です。
20年前に考えた未来の絵って感じで、小松崎茂度の高さをビンビン感じます。
リアル
未来の乗り物を見た後は現実の世界をシミュレートしたいと思います。
海上保安庁協賛のゲーム「不審船を捕まえろ!」です。
相手のゲージをすべて奪えば見事に不審船を拿捕!
その瞬間いきなり画面はボロ不審船に保安官が続々と乗り込む実写ムービーに切り替わります。
あわてふためく不審船乗組員(略して不審者)たち。
こうして日本の平和がまた守られたのでした。
ゲーム画面は平仮名ばっかりでどう見ても子供向けゲームなんですけど、30半ばのオッサンが本気でプレイしても下から3番目の2等海上保安士でした。
長官まで行ったらマジでプロゲーマーだと思います。
以上です
意外と綺麗な夜景が見れるんですよ。すぐそばでラジコン船の操縦コーナー(巨大)があるけど。
巨大機械見て、プロペラムービー見て、不審船拿捕して、そんな男ワールドを堪能したあとは船の科学館からの夜景が見て、一緒に来たものの完全置いてけぼりだった彼女にせめてものフォローをしましょう。
2009夏一覧
ここしばらく旅行どころか外出もあまりしていない状況ですが、8/31ということで夏の思い出などを書いていきたいと思います。
もしよければヒマつぶしにどうぞ・・・
WORLD HAPPINESS 2009
WORLD HAPPINESS 2009という夢の島で開催されたフェスに行ってきました。
YMOや相対性理論などが出演していて楽しかったです。
奥さんのベストアクトはスチャダラパーだそうです。僕はASA-CHANG&巡礼かな。
で、釜焼きのピザが販売されていたので食べたのですが、これが恐ろしいほど待たされました。
たいした行列じゃなので並んでしまったのですが、全然進まない。
これはマズいと気づいたときにはもう半分ほど進んでしまっています。今更戻れない。結局1時間ほど並んでようやく注文。
ところが、そこから受け取りにさらに1時間くらい掛かってしまいました。
その間何組の出演者の演奏が終わったことか。
いやーまあ味は美味しいかったんですけどね・・・
思い返せば過去に参加したフジロックでもピザで激並びをしたことがあったのを忘れてました。あほすね。
みなさんもよっぽどのピザ好きじゃなきゃ釜焼きピザ屋にはうっかり並ばないほうがいいですよ。
花火
西友に買い物に行ったら花火セットが700円くらいで売っていたので奥さんと二人で初めて花火をしました。
花火ができそうな場所を探して近所の大きな公園の駐車場(夜間は閉鎖している)に行ってみたのですが、大量に猫がいました。
しかも、これから花火をやろうというのにどんどん近づいてくるんです。エサをもらえるものだと思っているようです・・・
何も食べ物など持っていないし、これから花火なので近づかれたら猫が危ない。
そんなんで軽く追い払ったりしたのですが、数がもう15匹以上いて収集がつかないので猫に当たらないように手持ち花火を始めたら一瞬で全猫が退散しました。
線香花火。
花火を撮影したのが初めてだったので面白かったです。
しかし、こうして見返すと工事現場っていうか爆発現場みたいですね・・・
だし
実は僕は家の食事(主に晩御飯と休日の日中)の8割以上を作っているのですが、こないだバニヰさん(id:bunny114)がお野菜たっぷり!山形のだし - ソバニヰルで紹介していた山形料理「だし」を作りました。
絶対うまいと確信していたのでうちの一番デカい鍋で作りました。(うどんやパスタを茹でる時に使ってるヤツ)
味は平たく言うとネバネバした浅漬けというのが近いと思います。
作り方は白菜、きゅうり、大根、茄子、山芋、オクラ、長ネギ、しそ、みょうがなどを塩水でつけた後に昆布、ごま、鰹節、しょうゆ、酒などで味を調えて染み込ませるという簡単なものです。バニヰさんとこで紹介されていたここを参考にしました。
ごはんに載せると食べ過ぎておなかが痛くなるまでいけます。
もはや見えませんが、豆腐に載っています。うまいです。
最後はまたごはんに載せてから熱い味噌汁をぶっかけて食べました。
以上です
半分は取り立てて夏とは関係ない思い出でしたね。
アルパカ牧場
成海璃子さんが出演しているCMで「ミラバケッソ!」と叫ぶ白いフワフワした動物"アルパカ"のクラレちゃんをご存知ですか?
その彼女(成海璃子じゃないほう)を見に奥さんや友人らと栃木県那須にあるアルパカ牧場まで行きました。
友人夫婦と6人でヴィラージュ那須というところの貸し別荘に宿泊しました。
全然アルパカと関係ないんだけど、その入り口にあった大量の犬の置物・・・
アカルパ
さてアルパカ牧場に出発です。
車で走ること数分、看板があった!
アカ・・・ルパ?
アルパカ?アカルパ?どっちだっけ?
いやいや、アルパカはアルパカですよ。
あれは別モノに間違いない。
しばらく進んでもまだ看板は続きます。
橋を渡ってすぐ左、我々は橋を渡るとそこにはアカルパ最後の看板がありました。
ここにきて非常に控えめな看板に変わっていました。
絶対にアルパカ牧場に行こうとしていたのに間違ってアカルパの看板をたよりに道を進めた挙句、最後のこの看板を見落としてアルパカ牧場にもアカルパにも辿りつけずに路頭に迷う人がいると思います。
アカルパとかアルパカとか書いている僕も混乱してきた。皆さんもアカルパにはお気をつけください。
アルパカ牧場
さて我々は間違うことなくアルパカ牧場にたどり着くことができました。
どうもかなりの人気らしいです。
実はアルパカ牧場については去年の夏からチェックしていたのですが、最初は地味だったホームページも今はフラッシュをバリバリに使って近代的になっているし、ただの柵って感じだった入り口もこんなに立派な受付ができてるとは(どうも来場者が急激に増えて急遽作ったっぽい)。
なんにせよクラレさまさまって感じですね〜。いいことです。
入場、順路を進む途中に配置されている年輪に描かれた四季折々のアルパカ。
出たー!これがアルパカ(ラクダ科)です。
チリとかペルーなどの南米に在住されております。
毛を売られることを生業とされているそうです。
飼育員が餌を撒きながら園内の岩山に上っていくと続々とアルパカがついていきます。
ぶっちゃけアルパカ牧場最大の見せ場です。
そうこうしているうちに草食系アルパカ男子の間で何やらケンカが始まりました。
2組ほどケンカしているアルパカを見たので意外と短気な性格なのかもしれません。
土遊びが好きらしく、勢いよく地面に転がるアルパカもおりました。
ツチノコモード!
ケンカ・土遊びなどで疲れたアルパカはツチノコモードへとトランスフォームするのでした。
子供アルパカ。通称コルパカ。
大人アルパカと違い非常に活発に動き回るのでほとんどの写真がブレてました。
激烈にかわいいです。
こちらは毛を刈られたアルパカ。通称カレパカ。
金沢旅行3日目(21世紀美術館・変ゼミ)
金沢旅行の最終日は21世紀美術館に行ってきました。
実は訪問は2回目なのですが、前回はなんと展示入れ替えのタイミングだったため無料開放されている常設展示物以外は見れなかったのです。
今回は前もって当日の展示内容を調べておいたため無事リベンジできました。
ここは非常にカッコイイ美術館です。
何がカッコイイって何か建物が円形のガラス張りでUFOみたいな感じだからです(アホだな)。
エレベーター
ではUFOに潜入してみましょう。
早速若い二人がキャトルミューティレーションのために連れ去られていました。
女「あなたここラブホじゃなくてやっぱりUFOじゃないかしら・・・」
一人でエレベーターの動くさまを激写しながらアテレコしてました。
展示会
2009年3月時点の展示会はコレクション展。
NYで落書きして捕まった直後の奈良美智など数々のアーティストの作品が展示されていました。
奈良美智はTVや写真ではなく初めて実際の作品を見たのですが本物を見るとやっぱり愛らしさや迫力が違いました・・・。
単なる可愛い絵を描くヒゲメガネのおっさんではなかった。絵を一枚ほしい。いや買えるわけない。
常設展示物
展示会の展示物は当然撮影禁止なのですが、常設の展示物は撮影可能なようです(たぶん・・・研究員が見ている前で撮影しても怒られなかったし)。
21世紀美術館の常設展示物はもはや数々のメディアやブログで紹介しつくされているとは思うのですが、思ったとおりとても面白かったので僕も記事にします。
ジェームス・タレルさんの作品です。
ぶっちゃけ天井に大きな四角い穴があいているだけの部屋なんですが、部屋に入って上を見上げると空が切り取られて巨大な風景画になることがわかります。
ぼんやりと雲の流れを見るだけなのに不思議と飽きません。
レアンドロ・エルリッヒさんの作品です。
か、海底人や!海底鬼岩城は本当にあったんだ!
というわけで、水を張った透明な板にさえぎられたプールを地上と地下(水中)という異なる視点から眺めることができるのです。
仁王立ちで下から見上げるとこんな感じ。
ご安心ください(または残念ながら)水面が揺れるので水上人のパンチラは見えません。
壁には波に反射した陽光がゆらゆらときらめき、まるで水中にいるような気分。
プール内は湿度が高く無駄にムシムシしているところも水中っぽいです。
魚が泳ぐ戦国風呂なんて目じゃない。是非おすすめ。
- その他
他にも、こんな素敵な壁紙の休憩スペースから向かいの建物を見ると、
金の延べ棒を握り締めた金粉まみれのオッサン像*1なども見れます。
21世紀美術館、今のところ僕の中では金沢観光No.1の名所だと思います。
上記の常設展示物はスイミングプールの下から覗くゾーン以外は無料で見学できます。
金沢に訪れた際には是非訪問してみてください。
変ゼミ
金沢旅行一日目で書いた尾山神社なのですが、実は絵馬を眺めていたらうちの奥さんが好きな漫画家TAGRO先生が直筆されたと思われる一枚が・・・奥さん大興奮。
他人の願掛けを勝手に載せていいものではないと思いますが、TAGRO先生のサイトから直接確認を行ったところブログでの紹介について快諾頂けました。
先生の単行本がもっと売れるよう私からも漫画「変ゼミ」を紹介させていただきたいと思います。
(えーと、アフェリエイトとかやり方わかってないのもあって当然非営利です)
Amazon.co.jp: 変ゼミ 1 (1) (モーニングKC): TAGRO: 本
Amazon.co.jp: 変ゼミ 2 (2) (モーニングKC): TAGRO: 本
非常に可愛らしい絵で変態を研究する大学生が描かれています。変態好きにオススメ。