新・全日本ブログ

5年の歳月を忘れたことにしてひっそりと再開

タイのシリラート医療博物館(死体博物館)にチャオプラヤー・エクスプレス各駅停車で行く

広大な敷地を持つシリラート病院内にあるシリラート医療博物館。

 

ここには

シャム双生児など成長過程に障害があった胎児のホルマリン漬け

・胎内で赤ちゃんがどのように成長していくかの過程を多量の胎児を並べて現物展示

・陰嚢が25インチのブラウン管TVほどの大きさに膨らんだ方の等身大模型(モデル本人の写真付き)

・客船転覆現場の現場検証ジオラマ(海岸に打ち上げられて2倍ほどに膨らんだビキニ女性の水死体とそれを囲う海上警察)

・子供の頭くらいある蚊の模型(映画ザ・フライをVRバージョンで鑑賞しているようで血の気の引くキモさだった)

・プロペラに巻き込まれたり、銃で撃ち抜かれたりetc、頭が吹っ飛んでる方の写真展

・生前の顔写真が貼り付けてある全身骨格の標本(学校の教室ほどの部屋にぎゅうぎゅうに骨が展示されている)

 

などなど。

かつて警察沙汰にもなった「人体の不思議展」にアクション性を持たせた内容。

 

残念ながら写真撮影は禁止。

なのでnamcoの名作スプラッターハウスが好きな方は是非実物を見に行ってください。

今回は結構迷った行き方の紹介です。

 

入場料200バーツを払うと貰えるパンフレット

受付でお金を払うと細長い裏表の英語パンフレットがもらえる。

今回写真の05番の展示が無くなってたんだけど理由がわからなかった。

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行き方/複雑なチャオプラヤー・エクスプレス

まずBTSのサパーンタクシン駅まで行きます。これは簡単。

次に駅の2番出口から船着場サトーン(タクシン)/ Sathorn(Taksin) 停留所へ。

着いてすぐチケット売り場があるのだけど各駅停車で乗る場合はここで買わない。

チケットは船に乗ったあと、船内で買います。

 

シリラート医療博物館があるのはワン・ラン(Wang Lang)駅。

ただボートは様々な種類の船が並んでいるので、どの乗り場から乗船していいかわからないと思う。

僕はチケット売り場の裏側にある乗り場から乗ったのだけど、舟に乗る際は係員にワン・ランに行くかどうかを何度も必死に聞いた。

下手すると反対方向の船に乗ってしまう。

 

ボートに乗ると凄くでかい声の船員が銀の茶筒に入った小銭をガチャガチャと振りながら歩いているので、14バーツを払う。交換に切手のようなチケットをくれる。

料金は一律なので行き先を告げる必要はなく、購入したい人数を言う。1パーソンとか。

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今回は14パーツを払ったが、ネットで調べたところ13バーツ説もあった。僕が行ったのが土曜だったから1バーツ高かったのだったのだろうか。ちなみに15バーツ説もある。

まあ1バーツ3円ほどだし多少の誤差はね…

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アジアの商売人に純真なし

帰路の話。船着場で船を待っていると、おばさん係員がチケットを売りつけてくる。値段は40バーツでずいぶん高い。

いやいや行きは14バーツだったよ、と値段に納得しないと「あんたの乗りたい14バーツの船はあと20分来ないが、私のチケットの船はすぐ出発する」とか何とか言ってくる。

それでも断わると、悪態を付きながらおばさんが離れた。その直後、14バーツの各駅船が来た。

商売人は基本的に信用してはいけない。

 

船の注意点、アナウンスが無い

船はアナウンスが一切無く、今がどの停留所なのかは自分で確認するしかない。

そのため手元に路線図は必須。写真はホテルにあったもの。

僕はガイドブックを持っていなかったので、もしホテルでこの路線図があることに気づかずに手ぶらで来たら危なかった。

ちなみに船から身を乗り出さないと停留所名が見えないことが何度も会った。

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シリラート医療博物館

ワン・ランに着いたら、正面が大通りになっている。

まっすぐ数分歩いた右手にシリラート病院の入口があった。

僕はトップクラスの方向音痴なので、今回も道に迷い、なぜか病院の外側を半周してしまった。

皆さんはワン・ランからシリラート病院は超近いと覚えておいて下さい。

 

病院に入るとあちこちに黄色の案内板が表示されているので、矢印に向かって歩けばOK。

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それでも迷ったら兵士っぽい人に「ミュシアム?」と聞けば道を教えてくれる。

最初「メディカルミュージアム」と聞いて歩いたのだけど、皆に「ミュシアム?」と聞き返されたので、途中からそのように発音したらその後はスムーズに道順を教えてもらえた。

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近所の寺、ワット・ラカン

シリラート医療博物館自体は2時間もあれば一周できるので、ついでに対岸の寺ワット・ラカンに行ってきた。

博物館からワン・ラン停留所に戻り、中を右手に進むと渡し船の乗り場ある。

入り口で3バーツを払って入場し、船に乗り反対岸へ。

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階段に鳩が大量におり、ばら撒き用の餌も売っている。

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ワット・ラカンは鐘の寺。

ワット・ポーやワット・アルンのような派手さは無く、タイ人と思わしき老若男女が本堂で熱心にお祈りしていた。

僕は端っこで扇風機の風を浴びながら一休みさせてもらった。

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帰りはまた3バーツを支払い対岸へ戻り、ワン・ラン停留所から元来たサトーン タクシン停留所へ。

この船に乗る祭も船員に来た駅のタクシンに行くかを必死に聞いた。

どこ行きの船なのか全然わかんないんだよね…